再出発

　このカテゴリ『始めるにあたり・・・』はブログを始める時だけのつもりで
作ったんだけど・・・


　この度、3月11日の東北地方太平洋沖地震で今も見つからない方、
その方を案じている方、そして亡くなられた方を想い、
私自身、今ここにいる事のありがたみを感じながら、
もう１度初心にかえって始めようと考えました。


　私が地震のニュースを見たのは、揺れを感じたしばらく後でした。
地震の規模は震度１～２程度。
私の勤める会社は築18年ほどのビルの中、６階建ての５階にあります。

いつも近くを超長いトラック（？なんていう名前かわからないけど、
とにかく長い）や重い重機が通ると揺れる、そんなビルなので
震度１～２くらいではあまり驚かないし、「今の地震？」
「トラック？」という風に、見分けさえもつきません。
（しかし、鳥取で起きた地震の時はかなり揺れました。
たぶんあれでも震度３くらいだったと思いますが・・・）

　話がそれましたが、地震の程度をテレビで確認するために、上司が
テレビをつけました。

　そこに映っていたものは、「これは何？どこのこと？映画？」と
にわかには信じられない光景でした。


津波です。


　私は生まれて初めて津波の怖さを知りました。

よく地震の後に「津波の心配はありません」って出ますが、
これほどまでに恐れなければならないものとは・・・

正直、震えるほどの衝撃が走りました。


　会社にいる誰もが、現実のしかも同じ日本で起こっていることとは
信じられない様子でした。

　中国地方にいる私達は、東北・関東で起こっているこの出来事を
ただテレビで見ているしかありません。

　こちらの沿岸にも津波注意報は出ていましたが、翌朝には
解除になっていました。



　どんどん被害の大きさが明らかになり、たくさんの報道を見ていると
涙があふれ、役に立たない自分のもどかしさでいっぱいになりました。

あと、このような状況に自分が立たされたら、私は子供達を助ける事が
出来るだろうか？ということをとめどなく考えさせられました。

何も対策を講じていない自分。

懐中電灯は？

非難グッズは？

　私は子供達どころか、自分が助かることも出来ないのではないかと
思いました。



　人は、自分に事が起きないと「対岸の火事」のように目を閉じて
しまいがちです。

この日本最悪といわれる地震のおかげで助かった。
と、のちに言えるように、最低限の備えをしようと思います。


　最後になりましたが、この度の震災で亡くなられた方へ
ご冥福をお祈りいたしますとともに、今被災地で心労の尽きない方へ
今の協力と今後の支援を忘れないことを誓います。
どうか生きて下さい。負けないで